「最近少しストレスが溜まり気味…」「気分転換したい」という時、自然たっぷりの山の中へきれいな空気を吸いにハイキングへ出かけませんか?
澄んだ空気の中、緑に囲まれた場所を歩くだけで、良いリフレッシュになります。普段都会のビル群で仕事をしている方や、自然と触れ合う機会が少ない方は、四季折々の景色を見ながら自然を満喫するのも、また贅沢なひとときとなるでしょう。
今回は、埼玉でおすすめのハイキングコースを難易度別にまとめました。ハイキング初心者の方でも楽しめるスポットもご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
初級:宝登山(ほどさん)
宝登山は埼玉県秩父郡長瀞町にある、標高497mの山です。
山頂からは、浅間連山や秩父連山の他、秩父の街並みを眺めることができ、宝登山ならではの絶景が味わえます。
ハイキングを楽しむために、事前にコースマップをダウンロードしておくことをおすすめします。
▼長瀞遊々ハイキングおすすめコースマップのダウンロードはこちらから
https://www.nagatoro.gr.jp/
おすすめポイント
四季折々の植物が楽しめる
宝登山には、桜や梅、シャクナゲ、ツツジなど四季折々の自然が感じられる木々や植物がたくさん生息しており、年間通してハイキングを楽しむことができます。
春には「長瀞の桜」を身に訪れる人も多いお花見スポットでもあります。
初心者なら「長瀞アルプスコース」が登りやすい!
宝登山は標高が低くなだらかで比較的登りやすい山です。初心者の方であれば、野上駅から出発する「長瀞アルプスコース」が難易度が低くて挑戦しやすいでしょう。
道もゆるやかなので3時間程度で登りきることができ、日帰りハイキングが可能です。
長瀞アルプスのハイキングコースには万福寺から野上峠・奈良沢峠を経由する「万福寺コース」と武野上神社・総持寺や多くの神々を巡る「神まわりコース」がありますので、見たいスポットを事前にチェックしておきましょう。
宝登山ロープウェイ利用料
- 片道:大人480円、子ども240円
- 往復:大人820円、子ども410円
駐車場情報
- 長瀞駅前駐車場(収容台数20台、有料)
住所:秩父郡長瀞町大字長瀞529-2 - 野上駅前駐車場(収容台数10台、有料)
住所:秩父郡長瀞町本野上 - 宝登山麗駐車場(収容台数320台、有料)
住所:秩父郡長瀞町長瀞1766-1
アクセス
基本情報
- 住所:埼玉県秩父郡長瀞町大字長瀞
- 標高:497m
- アクセス:長瀞駅より無料シャトルバス(徒歩の場合は15分程度)、山麗駅から山頂駅までは有料ロープウェイを利用
- 駐車場:周辺に複数有り
中級:棒ノ折山(ぼうのおれやま)
棒ノ折山は奥多摩と奥武蔵の境にある、標高969mの山です。
ハイキングコース「水源のみち」は河又から棒ノ嶺を通り上日向に至ります。このコースのみどころは『棒ノ嶺』『白谷沢の渓流』『有間ダム』と『白孔雀の滝地名板』は撮影スポットにもなっています。
山頂は公園のような広いスペースや東屋のようなものがあり、奥多摩の山々を360度眺めることができます。
ハイキングコース「水源のみち」
『さわらびの湯』バス停~有間ダム~白谷沢登山口~藤懸の滝~白谷沢の渓流~白孔雀の滝~岩茸石~権次入峠~棒ノ折山(棒の嶺)頂上
おすすめポイント
ハイキングをしながら沢登りも楽しめる「白谷沢登山」
棒ノ折山の醍醐味とも言えるのが、ハイキングをしながら沢登りが体験できることです。
水の中を歩くというわけではなく、ゴツゴツした岩の中に流れる沢を横目に昇っていくという感じですが、すぐそばに沢がながれている迫力を体感できるのは棒ノ折山ならではです。
「高水三山」のハイキングも同時に味わえる!
棒ノ折山のハイキングを満喫するのも充分楽しめますが、せっかくなら高水山、惣岳山、岩茸石山の“高水三山”も同時に登ると、より達成感があります!
棒ノ折山と高水三山のハイキングコースは17km程度の距離があり、大人の足で8時間30分ほどかかるので、1日がかりのハイキングコースです。
途中ゆるやかなアップダウンや岩道があるものの、登山道がしっかり示されているので安心です。
棒ノ折山は奥多摩の自然を満喫できる魅力的な山ですが、粘度質の土が多くところどころに傾斜があるため、雨の後にハイキングする場合は足元に注意しましょう。
アクセス
基本情報
- 住所:埼玉県飯能市
- 標高:969m
- アクセス:飯能駅より、国際興業バス「湯ノ沢・名郷・名栗車庫行き」乗車、「さわらびの湯」下車
- 駐車場:さわらびの湯に無料駐車場有り
上級:両神山(りょうかみさん)
両神山は埼玉県秩父市小鹿野町にある、標高1,723mの山です。
岩がノコギリのようにギザギザした形でそそり立っていて、男性的な特徴があります。深田久弥の『日本百名山』に選ばれた山としても知られています。
おすすめポイント
季節ごとに咲き誇る花々が圧巻!
両神山には、アカヤシオやツツジなど、春ごろから咲き始める花々がたくさんあります。色づきが良く、存在感のある植物が多いので、花が咲き誇る姿が圧巻です!
秋には紅葉を楽しむことができ、季節の変わり目ごとに訪れる人もたくさんいます。
鎖場少なめで登りやすいのは「表登山道」
両神山は比較的難易度が高い山のため、岩場の多いコースは滑落する可能性もあり、危険度も増します。
安全にハイキングをするのなら鎖場が少なく、なだらかな道が多い「表登山道」がおすすめです。距離は9kmほど、大人の足で6時間程度のハイキングとなります。
充分日帰りできる距離ですし、午前中に出発すれば明るいうちに到着することが可能です。なだらかな道が多いとはいえ、途中に鎖場や傾斜もありますので注意して進みましょう。
両神山の象徴であるノコギリのような山肌は傾斜があり滑りやすいため、滑落事故が何度も起きています。初心者向けの山と違い、事前に登山届の提出が必要ですので楽しく安全にハイキングができるよう、装備を万全に整えましょう。
▼登山届の提出について詳しくはこちら
https://www.police.pref.saitama.lg.jp/d0010/kurashi/sangaku.html
アクセス
基本情報
- 住所:埼玉県秩父市小鹿野町
- 標高:1,723m
- アクセス:中央自動車道「勝沼IC」下車後、1時間30分(62km)、関越自動車道「花園IC」下車後、1時間30分(60km)
- 駐車場:有り(収容台数6台、無料)
まとめ
いかがでしたでしょうか。埼玉でおすすめのハイキングコースを難易度別に3つご紹介いたしました。
山それぞれ、山頂から見える景色が違いますし、触れ合える植物や達成感も異なります。
まずは初級レベルの山から、自分の経験値に合わせてハイキングを楽しみましょう。